蓄光テープの仕組みとおすすめ製品 グレードごとの比較も
明るい部屋が突然真っ暗になったときに、何も見えなくなり、右も左もわからなくなったことはありませんか?
昨今では、地震や豪雨などの災害が頻繁に発生しており、そのようなことがいつ発生してもおかしくありません。
暗闇の中の避難は大変難しく、危険であり、暗闇で発光する蓄光テープは大きな手助けとなります。
この記事では、蓄光テープの仕組みや用途例などについて解説、おすすめの製品を紹介します。
蓄光とは
蓄光 (ちっこう) とは、光を蓄えて発光する性質のことを指します。蓄光性を持つ物質が暗所で発光する際の光を「燐光(りんこう)」と呼ばれ、明るさについては、燐光輝度としての単位カンデラ(cd/m2)で示されます。
1カンデラは、だいたいロウソク1本分の明るさと言われています。
蓄光テープの仕組み
蓄光テープとは、基材に蓄光顔料が含まれている粘着テープのことです。蓄光顔料は、太陽光や蛍光灯などの光エネルギーを蓄える性質を持っており、蓄えたエネルギーを徐々に光として放出します。より専門的に解説すると、蓄光顔料が光を受ける際、紫外線領域の波長エネルギーを受け電子が「励起状態」となります。この状態は余分なエネルギーを吸収しているため不安定であり、エネルギーを放出して元の「基底状態」に戻ろうとします。その時に、エネルギーが可視光として放出されるため、目で見たときに光として捉えられることとなります。
蓄光テープ「エルクライト」のグレード比較と特徴
JIS規格では蓄光性能を有した安全標識を輝度に応じて4ランクに分類しています。
テープおまかせナビの蓄光テープは「エルクライト」という名称で、ご使用のシチュエーションに応じてJISランクの異なる3グレードをご用意しています。
使用環境に応じて適したグレードがありますので、ご参考ください。
水に濡れても輝度が継続
一般的な蓄光テープは水に濡れたり経年により段々と輝度が下がっていきますが、「エルクライト」では水にぬれても加水分解しない蓄光顔料を使用しています。
蓄光テープのおすすめ製品
蓄光テープについては、エルクライトJB・JC・JDと、輝度クラスに応じた3種類のラインナップがあります。
輝度クラスごとに、光を蓄える能力が異なりますので、使用する環境の普段の明るさなどに合わせて選定する必要があります。
テープおまかせナビでは、ケース単位ではなく、1巻から購入いただけるほか、テープ幅の種類も選ぶことができます。
蓄光テープの使い方
蓄光テープは、暗くなった際に表示、目印にしたい箇所に貼り付けるだけで簡単に対策ができます。
下記のようなシチュエーションでの使用をぜひご検討ください。
■蓄光テープに適した使用方法
・職場、施設などの通路、階段などの避難経路の表示に
・非常時のスイッチ、レバー、消火器などの目印に
・携帯電話などの必需品、懐中電灯などの防災用品の表示に
蓄光テープの使用上の注意
表面の変色や摩耗などの寿命について
蓄光テープの寿命については、ご使用の状況、施工した場所によって異なりますので目安として記載します。
蓄光性能については、外的要因による変色、摩耗などなければ半永久的に機能します。
粘着剤は下地の状態にもよりますが、約5~7年程度の期間接着を想定しています。
※ご使用条件によって異なるため、上記の期間は、性能を保証するものではございません。目安としてご参考ください。
徐々に暗くなる場所には向かない
蓄光は、受けている光のエネルギーに応じて、暗くなったときに光を放ちます。よって、夜間の消灯や停電のように明るい状態から急激に暗くなるような場合では強く光りますが、昼から夜にかけて徐々に暗くなっていくような場合では、暗くなるごとにエネルギーを放出し、吸収できるエネルギーも弱くなっていくため、真っ暗になった時の光は弱くなってしまいます。
ですので、設置場所はしっかりと検討しましょう。
その他蓄光製品のおすすめ
テープおまかせナビでは、蓄光テープの機能に加えて、昼間は蛍光色として発色する機能、すべり止め機能を付与したテープや、テープ以外にも、施工箇所に糊が残らないマグネットタイプ、引っかけて侵入防止などにも使えるチェーンタイプなど、豊富な蓄光製品のラインナップを用意しています。
ご使用のシチュエーションに合わせて、ぜひご検討ください。
テープおまかせナビの使い方
BtoB 法人のお客様専用だから様々な使い方があります。
一般的なネット通販とは異なり、商品を探してカートに入れて注文という流れだけではなく、様々なニーズに応える使い方があります。
- 「きれいにはがせるテープ」「熱に強いテープ」など、自社の使い方に「最適なテープを提案」してほしい
- 製品が問題なく使えるか、事前テスト用の「サンプル」がほしい
- 量をたくさん購入するなど、購入条件に応じた価格を「見積もり」してほしい
- ピッタリなサイズ、少量で買えるテープがなく、作業時間や材料にロスが出るので、「テープのオーダーメイド」がしたい
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専門スタッフが、商品の選定から、一般には流通していない特殊品のご提案や
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著者プロフィール
日東電工ベースマテリアル株式会社小池 季史
2014年日東電工ベースマテリアル入社。製品企画グループに配属となり、各種粘着テープの企画業務に携わる。
その後、デジタルマーケティング関連の部署に移動、これまでに培ったテープの知識・経験を活かしながら、専門的な観点と見る人に分かりやすいコンテンツ制作を心掛けている。
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