テープがつかない、はがれる!原因と対策製品 ①「近づける」編
ものを固定したり、くっつけたりする粘着テープですが、テープおまかせナビには、くっつかない、はがれてしまうなどのご相談がよく寄せられます。
この記事では、テープがなぜつかないのか、はがれてしまうのか、粘着の3要素のひとつである「近づける」という視点で、原因と対策製品について解説します。
テープはなぜくっつくのか
テープがなぜつかないのか、なぜはがれるのか、それについてご説明する前に、なぜくっつくのかを考えてみましょう。
テープがくっつくためには、粘着の3要素を満たしている必要があります。
粘着の3要素:①近づける
ものとものがくっつくには、まずそれぞれを極限まで近づけることが重要です。一見、平滑に見える被着体も、微細に見れば細かなでこぼこがあります。そのでこぼこにテープの粘着剤をしっかり近づけることが、くっつくことへの第一歩です。
粘着の3要素:②なじむ
例えば、フッ素コーティングされたフライパンの表面に水を垂らすと弾くように、ものとものには相性があります。
粘着剤と素材の相性で、お互いに弾き合ったり・よくくっついたりと様々です。
また、粘着剤の種類によってもなじむ・なじまないという差が発生します。
粘着の3要素:③変形に耐える
例えば、ガラス(表面に微細な凹凸)とガラスの間に水を垂らし重ねると、2枚のガラスははがれにくくなります。
しかし、横にずらすと簡単に外れてしまいます。
そのように、変形に耐える力が無いとテープは簡単にはがれてしまいます。テープの粘着剤には、貼りついた後にはがれようとする力に耐えることも必要なのです。
テープがつかない、はがれる原因
テープがなぜつかないのか、なぜはがれるのか、その理由は前項でご説明した、「粘着の3要素」が満たせていない、もしくは満たせなくなってしまうときに発生します。
この記事では、粘着の3要素の一つ、「近づける」が満たせなくなってしまう材質の解説と、おすすめの対策製品についてご紹介します。
テープを近づけることが難しい素材について
表面のでこぼこが大きい素材は、テープをくっつけるために近づけることが難しい素材です。
例として、表面に凹凸を付ける「シボ加工」という処理がされたプラスチックにテープがどれだけはがれやすくなるか、試験動画でご覧いただけます。
テープをしっかり近づけてくっつける方法
テープをしっかりと近づけて強くくっつけるためにはどうすればいいでしょうか?
答えは、粘着剤が軟らかいテープ、粘着剤に厚みがあるテープを使用することです。
粘着剤が軟らかいとは、簡単に言うと、べたべたが強いテープのことです。
また、近づけるためには、テープ選びだけでなく、貼るときに、しっかりと押し込んで圧着することも重要です。
温度が低い時も要注意
テープをくっつけるときには、周りの温度が低い場合にも注意が必要です。
粘着剤は温度が低くなると硬くなってしまう傾向にあるため、粘着剤を近づけることが難しくなり、テープはくっつきにくくなってしまいます。
そのような場合は、粘着剤が特に軟らかく、低温に強いテープを選ぶのが有効です。
でこぼこして貼り付きにくい素材と、おすすめの対策製品
粘着剤が軟らかいテープ、粘着剤に厚みがあるテープ、とは言ってもどれか分からないという方がほとんどかと思います。
下記に、くっつきにくい素材と、対策製品についてご紹介させていただきます。
記載した以外の素材に適したテープも、テープおまかせナビでは豊富にご用意しており、専任スタッフが最適製品を選定、ご紹介させていただきますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
ポリエチレン・ポリウレタンなど各種発泡体の接着におすすめのテープ
布地や皮革の接着におすすめのテープ
石膏ボードへの接着におすすめのテープ
温度が低い時におすすめのテープ
その他のおすすめ製品
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著者プロフィール
日東電工ベースマテリアル株式会社小池 季史
2014年日東電工ベースマテリアル入社。製品企画グループに配属となり、各種粘着テープの企画業務に携わる。
その後、デジタルマーケティング関連の部署に移動、これまでに培ったテープの知識・経験を活かしながら、専門的な観点と見る人に分かりやすいコンテンツ制作を心掛けている。
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